DF 高橋 勇利也とは?【ザスパクサツ群馬 選手紹介】

選手紹介

この記事では2021年よりザスパクサツ群馬に在籍する高橋勇利也について、プレーの特徴、過去の経歴、注目ポイントなどについて紹介します。

この記事を読むことで、試合中に高橋勇利也のどういうプレーに注目すると、より観戦を楽しむことができるかを理解できます。また、高橋勇利也が過去にどこのチームで、どんな選手たちと共にプレーをして、どんな活躍をしてきたかを理解することで、より選手に感情移入しながら応援を楽しめるようになります。

高橋勇利也はどんな選手か?

高橋勇利也は2021年からザスパ群馬に加入したDFの選手です。守備的なポジションを複数こなせるポリバレント性、前線へのビルドアップ、左足のクロスボール精度、181cmの高さを活かしたハードな守備、積極的な前線へのオーバーラップなどに強みを持ち、CB、SB、DMFなどのポジションでプレーします。2021年は9試合出場0得点、2022年は4試合出場0得点、2023年は6試合出場2得点の実績を残してきましたが、2024年シーズンはさらに出場時間を増やしてチームに貢献している守備のユーティリティプレイヤーです。

高橋勇利也の経歴

高橋勇利也は、宮城県仙台市の出身です。父親はベガルタ仙台やサガン鳥栖、徳島ヴォルティスでGKとしてプレーした高橋範夫です。高橋範夫がベガルタ仙台でプレーしていた1999年に生まれました。その後、現役引退した父親がファジアーノ岡山のGKに就任した影響から、高橋勇利也も岡山県に引っ越し、小学校時代は伊島SSSでプレーし、中学時代はファジアーノ岡山FC U-15にてプレーしました。

中学卒業後、高橋勇利也は東北高校に進学します。父親の高橋範夫がベガルタ仙台のGKコーチに就任したことに伴い、宮城県仙台市に戻り、地元の高校に入学してプレーを続けました。全国高校総体の出場などに貢献しています。

高校卒業後、高橋勇利也は神奈川大学に進学します。高峯監督の元でプレーし、チームメートには2年上に金子大毅、1年上に白井達也、同期に加藤大育、1年下に藤田雄士、2年下に佐藤未勇などが在籍していました。高橋勇利也は主に左SBのポジションで試合出場を重ね、攻撃能力の高さを売りに、得点に絡むプレーも多くみせていました。

大学卒業後の2021年、高橋勇利也はザスパクサツ群馬に加入します。同期入団には、城和隼颯、山田晃士、阿部隼人、一木立一がいました。高橋勇利也は主に左SBのポジションでプレーしました。スタメンを平尾壮、小島雅也らに譲ることが多かったものの、天皇杯2回戦の水戸ホーリーホック戦でプロ初スタメンを飾り、その試合でプロ初ゴールを決める勝負強さを見せました。リーグ戦では9試合出場0得点の実績を残しました。

2022年シーズンは大槻毅新監督の元でプレーし、引き続き左SBのポジションで山中惇希や小島雅也とポジション争いを繰り広げ、リーグ戦4試合出場0得点の実績を残しています。

2023年シーズンも高橋勇利也は、ザスパクサツ群馬で大槻毅監督の元でプレーします。このシーズンの高橋勇利也は、ポジションをDMFに移してプレーしました。高校時代にもボランチでプレーしていた経験があることから、チーム事情によるポジションコンバートにもスムーズに適応し、タイトな守備と的確なボールさばきで中盤を支えるプレーを見せました。7/5の熊本戦、7/9の大宮戦では2戦連発のゴールを決めてチームに貢献しています。しかし、その直後のトレーニング中に左膝蓋骨骨折で全治4ヶ月の負傷を負ってしまいます。結果としてリーグ戦6試合出場2得点の実績でシーズンを終えました。

高橋勇利也のプレースタイルと強み

高橋勇利也のプレースタイルは、守備的なポジションならどこでもこなせるユーティリティプレーヤーです。左SB、CB、さらに中盤のボランチでのプレーが可能なため、チームへの貢献度が非常に高い選手です。特に足元のボールコントロール技術に磨きをかけており、CB出場時はビルドアップ、SB出場時は機を見たオーバーラップからのクロスボール、DMF出場時は中盤での的確なパスさばきで、安定感のあるプレーを披露します。身長も181cmのサイズがあり、空中戦での競り合いや、ハードな1対1の守備も得意としています。

高橋勇利也の注目ポイント

高橋勇利也の注目ポイントは積極的な攻撃参加とそのクオリティの高さです。DFやDMFなどのポジションをそつなくこなす、守備のスペシャリストという印象が強い選手ですが、試合中の攻撃参加はかなり積極的でアグレッシブです。DMFやCBなど中央のポジションでプレーしている試合でも、チャンスとみるや左サイドを駆け上がり、ドリブル突破とクロスボールによるチャンスクリエーションを狙います。また、流れの中で相手陣内のゴール前、いわゆるバイタルエリアまで侵入してシュートを狙うシーンも増えてきており、得点への意識が年々上がっています。守備力、ボールコントロール技術、ユーティリティ性能に加えて、得点能力が加わわれば、まさにオールラウンドなパフォーマンスでチームを引っ張る選手に成長してくれることでしょう。2023年後半は大怪我の影響で悔しい経験をした高橋勇利也の、今後の復活と成長に期待して応援していきましょう!

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