FW 佐川 洸介とは?【ザスパクサツ群馬 選手紹介】

選手紹介

この記事では2024年よりザスパクサツ群馬に在籍する佐川洸介について、プレーの特徴、過去の経歴、注目ポイントなどについて紹介します。

この記事を読むことで、試合中に佐川洸介のどういうプレーに注目すると、より観戦を楽しむことができるかを理解できます。また、佐川洸介が過去にどこのチームで、どんな選手たちと共にプレーをして、どんな活躍をしてきたかを理解することで、より選手に感情移入しながら応援を楽しめるようになります。

佐川洸介はどんな選手か?

佐川洸介は2024年からザスパクサツ群馬に加入したFWの選手です。187cm90kgの体格を活かした空中戦での圧倒的な強さ、強力な左足から繰り出されるシュート力、屈強な体格に反して繊細な足元のボールタッチスキルなどを強みとする選手でCFとしてプレーします。プロ2年目の若手選手とは思えない度胸の強さや適応力を持ち合わせ、東京ヴェルディから期限付き移籍加入した2024年シーズンもすぐにチームにフィットして主力選手として活躍する期待のストライカーです。

佐川洸介の経歴

佐川洸介は埼玉県熊谷市出身のサッカー選手です。兄の影響で4歳からサッカーをはじめ、小学校時代は江南南サッカー少年団でプレーしました。チームメートには2年上に松本泰志、1年上に飯島陸、1年下に山中惇希、高田颯也などが所属していました。中学時代はクマガヤサッカースポーツクラブでプレーします。ここでも松本泰志や飯島陸などと共にプレーしました。

中学卒業後、佐川洸介はセレッソ大阪U-18に加入します。夢であるプロサッカー選手への近道、との判断からJリーグのユースチームへの進路を決断したといいます。チームメートには2年上に船木翔、1年上に中島元彦、山田寛人、同期に瀬古歩夢、1年下に藤尾翔太、西尾 隆矢などが在籍していました。佐川洸介はスタメンのポジション獲得に苦戦しつつも、コンスタントに試合出場機会を得て活躍し、高校3年時には2種登録選手としてセレッソ大阪トップチームに登録されました。

高校卒業後、佐川洸介は東京国際大学に入学します。前田秀樹監督の元でプレーし、チームメートの同期には師岡柊生、落合陸、山原康太郎、林祥太郎らが在籍していました。佐川洸介は3年時には膝蓋骨の怪我でほぼ1シーズン試合に出場できない苦しい経験をしますが、4年時には怪我から復帰しチームの主軸選手として活躍し、関東2部リーグ2位、念願の関東1部昇格を果たしました。

大学卒業後の2023年、佐川洸介はJ2東京ヴェルディに入団します。城福監督の元でプレーし、チームメートには森田晃樹、谷口栄斗、マテウス、宮原和也、染野唯月、綱島悠斗、バスケス・バイロン、杉本竜士などが在籍していました。佐川洸介はプロ1年目のシーズン、スタメン獲得に苦戦しつつも少しずつ出場機会を得て、最終的に15試合出場1得点の実績を残し、チームの16年ぶりのJ1昇格に貢献しました。

2024年シーズン、佐川洸介はJ2ザスパ群馬に期限付き移籍で加入しました。

佐川洸介のプレースタイルと強み

佐川洸介のプレースタイルは、圧倒的なフィジカルの強さと空中戦の高さを活かしたパワープレータイプのセンターフォワードです。セレッソ大阪U-18に所属していた高校3年時で既に185cm76kgの体格に恵まれており、当時からヘディングの高さを売りにしていました。東京国際大学に所属していた大学3年時には肉体改造に着手し、10kgほど体重を増加させてさらに屈強な身体を作り上げることに成功しています。持ち前の高さに、線の太さと足腰の強さが加わった187cm90kgの巨体から繰り出される空中戦での競り合いは、見応え充分な迫力を誇ります。

また、これだけ身体の大きなタイプの選手でありながら足元のボールさばきが上手い点も、佐川洸介の特徴です。相手を背にして胸や膝トラップでハイボールを足元に収め、しっかりとキープしてタメを作りつつ、周りのサポートを待って丁寧にパスを繋いだり、相手をフェイントでかわしてミドルシュートを狙うなど、相手DFのプレスが厳しい前線でも器用にプレーすることが可能です。

佐川洸介の注目ポイント

佐川洸介の注目ポイントは、大型ストライカーとしてのポテンシャルの高さです。フィジカルの強さ、空中戦の高さ、足元のテクニックなどの能力値は既にプロの舞台でも実証済みであり、あとはシュート力などゴールに直結するプレーのクオリティをどう高めていけるかが、佐川洸介の今後のキャリアの可能性を左右していくことになると思われます。例えば東京国際大学4年時の関東大学リーグ筑波大学戦で、佐川洸介は直接フリーキックのキッカーを務め、これを直接ゴールに叩き込むプレーを見せています(本人にとってもベストゴールの一つのようです)。このように個の力でゴールを決めきるようなプレーの質と量をプロの舞台でも増やしていければ、尊敬するロメロ・ルカクのような完成されたストライカーとして、さらに一段上の活躍を見せつけることができるでしょう。

もう一つの注目ポイントは、その魅力的なキャラクターにあります。いい意味で茶目っ気たっぷりな振る舞いや発言でチームを和ませたり、サポーターを盛り上げたりと、ムードメーカー的な役割を率先して引き受けてチームを盛り上げます。一方でプロ意識の高さも際立っており、チームを勝たせることができる選手になりたいという高い志と闘志を持ったプレーヤーです。高いポテンシャルを秘めた大型ストライカー佐川洸介の、今後の成長を期待して応援していきましょう!

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