DF 城和 隼颯とは?【ザスパクサツ群馬 選手紹介】

選手紹介

【移籍決定】城和隼颯は2024年8月13日にモンテディオ山形への完全移籍が発表されました。城和隼颯の新天地での活躍を引き続き応援しましょう!

この記事では2021年よりザスパクサツ群馬に在籍する城和隼颯について、プレーの特徴、過去の経歴、注目ポイントなどについて紹介します。

この記事を読むことで、試合中に城和隼颯のどういうプレーに注目すると、より観戦を楽しむことができるかを理解できます。また、城和隼颯が過去にどこのチームで、どんな選手たちと共にプレーをして、どんな活躍をしてきたかを理解することで、より選手に感情移入しながら応援を楽しめるようになります。

城和隼颯はどんな選手か?

城和隼颯は2021年からザスパクサツ群馬に加入したDFの選手です。高さを生かしたヘディング能力に加え、正確な技術を駆使した長短のパスでビルドアップに貢献できる選手で、主にCBでプレーします。2021年は6試合出場0得点、2022年は37試合出場1得点の実績を残しており、今後もDFの主軸としての活躍が期待される選手です。

城和隼颯の経歴

城和隼颯は千葉県市川市出身です。小学生時代をFC八幡ビーバーズ、中学生時代からは柏レイソルアカデミー(柏レイソルU15→柏レイソルU18)でプレーします。柏レイソルアカデミー時代の同期には原輝綺、古賀太陽が在籍。1学年上の先輩に伊藤達哉、2学年上の先輩に中山雄太が在籍していました。

高校卒業後は柏レイソルトップチームに昇格せず法政大学へと進学します。法政大学サッカー部では、2年先輩にディサロ燦シルヴァーノ、同学年には上田綾世、高木友也(2022年にザスパクサツ群馬でチームメートに)がチームメートとして在籍していました。法政大学サッカー部は城和隼颯が1年時の2017年に全日本大学選手権大会で優勝、3年時の2019年に総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントで優勝しますが、城和隼颯は必ずしもスタメンとして常に試合出場できていたわけではないようで、楽ではなかったと語っています。そんな中でも着実に大学サッカーで経験値を積んできた城和隼颯は、2020年12月にザスパクサツ群馬への加入内定が発表されます。そして迎えた4年生最後の全国大会で主力メンバーとし活躍し、2021年1月23日の決勝戦こそ敗れてしまいますが、全国大会準優勝の結果を収めています。

ザスパクサツ群馬加入1年目の2021年は、2月28日の開幕戦から途中交代で出場し、Jリーグデビューを飾ります。4月には第6節、7節、9節でスタメン出場し、主力メンバーとしての地位を固め始めた矢先、4月30日トレーニング中の負傷で右外側半月板損傷の怪我(全治4~5ヶ月)を負ってしまい、そのまま試合出場なくシーズンを終えてしまいます。2年目となる2022年シーズンは主力メンバーとして1年を通して活躍し、37試合出場1得点の実績を残しました。

城和隼颯のプレースタイルと強み

城和隼颯のプレースタイルで注目したいのは、186cmの長身を生かしたヘディングの強さです。守備時には相手チームのロングボールによるパワープレイを跳ね返す力を持っていますし、攻撃面でもセットプレーからの得点を狙うことができます。

また、城和隼颯のもう1つの強みはビルドアップ能力の高さです。短いショートパスやキックフェイントで攻撃のリズムを作り、時には相手DFラインの裏をつくロングパスで局面を一気に打開するようなプレーも可能です。CBの選手でありながら長短のパスを織り交ぜたビルドアップで攻撃にも多大な貢献をもたらすことが可能な選手です。

城和隼颯の注目ポイント

城和隼颯のプレースタイルのルーツは、名門柏レイソルアカデミーにあります。柏レイソルはサッカー選手育成において日本で最も長い歴史を持つクラブのひとつで、前身の日立製作所サッカー部時代の1969年に全国で初めて日本サッカー協会公認のサッカースクールを開催し、1986年にはユースチームの起源となる育成組織を発足しています。歴代のアカデミー出身選手も明神智和、酒井宏樹、工藤壮人、山中亮輔、中村航輔、中山雄太と日本代表やJリーグの第一線で活躍する選手たちを多数輩出しており、2021年,2022年には2年連続でJリーグ最優秀育成クラブ賞を受賞した名門アカデミーです。

城和隼颯が育ったこの柏レイソルアカデミーチーム最大の特徴が、ボールポゼッションを重視したパスサッカースタイルです。2003年に吉田達磨がU15チームのコーチに就任して以降、「自分たちがボールを保持する攻撃的なサッカー」というコンセプトをアカデミーの全カテゴリー共通で確立しています。全てのフィールドプレイヤーに足元の技術と高いパス精度が求められるチーム環境で育ったことが、城和隼颯のビルドアップ能力の高さに直結しています。高校時代からすでに長短のパス技術や、トラップなどのボール処理能力にも定評がありましたし、法政大学サッカー部でもビルドアップ能力の高いCB選手として活躍し、プロ入りへの切符を掴んでいます。

そしてプロサッカー選手として加入したザスパクサツ群馬もパスを繋いで攻撃を組み立てるサッカーを重視したチームのため、城和隼颯にとっては自分の持ち味を出しやすいチームといえるかもしれません。柏レイソルアカデミー地込みのビルドアップ能力とポゼッションサッカーへの適応力を武器に、これまで以上にさらにザスパクサツ群馬DF陣の主軸としチームを引っ張ってもらえるよう、応援していきたいですね。

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